「あがり症」はあなただけ?
初めてのことをするときは、誰でもいつもより緊張するものではないでしょうか。
未経験な分やってきた準備にいろいろと思いを巡らせ、「これで大丈夫だろうか・・」と考えるわけです。
この感覚はごく普通のものです。
ここを過剰にとらえて「失敗したらどうしょう」「緊張してるところを見られたら・・」など、思い詰めるのはマイナスの暗示をかけていくようなものです。
ゆとりがなくなります。いい結果につながらない。 そして「自分はあがり症〜」と思い込んでしまっているのなら、周りの人も皆さんあがり症です。
こんなところが「あがり症」への入り口になっているケースは多いと思われます。
「訓練や練習不足」が原因でというのも同じです。
事前の準備が足りなくて、うまくいかなかった。これは仕方のないことです。
こういう状況でうまく対応できる人もいます。自分の準備不足はそれ以上どうすることもできない代わりに、周りをよく見て流れを把握した上でやれることをやる。
これで乗り切れたりするんです。しかも平常心も保てます。
「ここがいけなかった」にとらわれず、ゆとりを持った柔軟な行動をとることで、少なくとも状況のさらなる悪化は防げます。
ただ、「こうするべきだった。」という思いは、次回に反映されるという点では大事にしたいところでもあります。
「あがり症」は特別?
不慣れなことや自信のないものに対しては、構えてしまったり緊張する。
これは自然な反応の範囲です。一方
「うまくいかなかったらどうしよう」などと思い悩み、発汗・赤面・手足の震えなどが起こる「あがり症」。 この心理はどうなんでしょうか。
過程を裏返して考えると〜
「絶対、うまくやりたい」「成功したい」になります。
プラスしてありそうなのは、「みっともないところを見せたくない。」「自分を良くみせたい」という,<他人から見た自分><周りから見えている自分>に対する意識です。
「失敗したらどうしよう(気になる)」という思いの中に表れています。
この自意識、自尊心が不安心理を加速させている部分はあると思います。
ただ、この意識がおかしいかと言うと、これも普通にありそうです。
実は、日本人にはあがり症が多い。などと言われるようです。”「恥」の文化”から来ているとも。(これに対し西洋は「罪」の文化)恥の上塗りという言葉があるぐらいです。
もしかすると、「失敗を恐れる」→「恥をかくのを恐れる」
実際、こういう流れはあります。
ならば、失敗してもそう目立つような、気にするようなことでもないのです。
2 「あがり症」はあなただけ? / 「あがり症」は特別?
3 「あがり症」と腹式呼吸 /「あがり症」とサプリメント
4 「あがり症」の治療
5 「あがり症」のタイミングをずらす
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