「あがり症」のタイミングをずらす

「あがり症」対策のとっておきの秘策をご紹介します。
いきなりですが、ジェットコースターってありますね。これを苦手にしている芸能人に敢えて乗ってもらいます。ただしテーマが与えられます。「途中文字の書かれたボードを用意するので、乗り終えた後何が書いてあったのか教えて欲しい」と。

果たして、当人は途中苦しみながらも任務を完了し、答える。ご覧になったことがあるのではないでしょうか。(たまにやっぱりダメかというのもありますが。)
ここで分かることがあるんです。ここでの目的はジェットコースターに乗ることではなくて、問題の文字を見つけることにあったということです。

「あがり症」の場面に当てはめます。人前でスピーチするとき、目的はどこにあるんでしょう。自分のメッセージを通して、考え方を理解してもらったり参考にしてもらう。仕事であれば、業務に必要な項目をしっかり漏れなく伝えることだったりするのではないでしょうか。今 話している「その先」の結果を出すために進めているんです。

スピーチの先にフォーカスが当たっていれば、話していること自体は「気にする」対象から自然と外れていくということです。頭が真っ白になる対象が「うまく話せるだろうか」から、「理解されているのだろうか」にシフトしていきます。

自分自身の経験談ですが〜  自社商品の説明セミナーでの話です。
客先で何十人を相手にしてパソコンを使ったセミナーを進めている途中で、突然パソコンがダウンしました。 「あがり症」のテーマにうってつけのような話です。
セミナー開催にあたり事前準備は十分にしてきたつもりでしたが、さすがにこういうトラブルは想定外でした。

それでも乗り切れたのは、目標が「セミナーを通して売り上げる。結果を出す。」だったからです。途中で何かが起こったからと言って、パニックになったりあがり症を起こしている場合ではないんです。

そのときは受講者の方のパソコンを共有する形で続けました。伝えなければいけない内容がありますので、冷静に周りを見て最善策を選択することができまし た。「・・どの位置からだったら問題ないかな」ぐらいまで見れていました。確かトラブルのあとのほうが、客先との距離はより近づいていた記憶があります。

どうでしょうか。「あがり症」の場面でのハードルが下がる感覚、ピークを後ろへずらす感覚、参考にしてみてください。

相手も周りも同じ人間です。アプローチするあなたも目線を合わせて、等身大のままで行動すればいいんです。深刻に考える必要はありません。すると、パフォーマンスそのものが頭の中を100%占めることがないため、心にゆとりが生まれます。
何のためにという視点で、冷静に動ける自分であってください。

1 『あがり症』について / 一般的な『あがり症の症状』
2 「あがり症」はあなただけ? / 「あがり症」は特別?
3 「あがり症」と腹式呼吸 /「あがり症」とサプリメント
4 「あがり症」の治療
5 「あがり症」のタイミングをずらす

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