「あがり症」の治療

なかなか改善しない"あがり症”で精神的なストレスがたまり、人に会うのも辛いというような状態になっていると感じられるならば、病院で診断を受けるというのもいいのではないでしょうか。

自分で判断して選択肢を絞ったり即治療じゃなくて、医師に「本当にあがり症であるのか、思いこんでいるのではないのか」診てもらうのです。自分の状態を客観的に把握できますので深刻な感情から開放され、それだけでも気持ちが楽になります。
その上でどう治していくか、というプロセスがいいと思います。

病院での治療には薬物療法と対話療法というのがあります。
薬物療法には2タイプあって、ひとつは物理的な症状である動悸や震えを抑えるもの。βブロッカーと呼ばれるタイプの薬で「インデラル」などが代表的で、心拍数を抑えることであがり症の症状を出にくくします。

もうひとつは精神的にあがり症の症状を抑える薬で、抗うつ剤などのいわゆる精神安定剤をさします。SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)などがこれに当たります。こちらは服用して数週間して効果が出てくるようです。

対話療法では認知行動療法という方法を用います。 あがり症で悩んでいる人が何か誤って認知していないか、そして誤って認知していることがあれば、それを修正することであがり症の原因となっている諸症状を減らしていこうとするものです。こちらはカウンセラーとの対話を通して進めていく形になります。

外傷の治療薬と違い、あがり症の場合は対症療法的に治すという訳にはいきにくいところがあります。実際症状が出るのを押さえ込んでいるだけで、あなたの「心の中」心理まで治療することはできません。
ここで大事になってくるのは、治療によって症状が出にくくなってくるのに合わせて、
今まで「あがり症」を起こしていた場面に積極的に向き合うということです。

人との会話、人前でのスピーチなど苦手に思っていること、緊張していた場面に意識して参加するのが効果的です。その状況で落ち着いて行動できる自分を取り戻していければ、光が差し込んできます。とにかく「慣れる」チャンスです。

そういう機会を繰り返せば、だんだんとあがり症の症状が出やすかった状況に、自然と慣れていくことができます。やがてあがり症の薬がなくなっても,もう場慣れしているので症状が出なくなっている!?。
 そうなれば、まさに理想的です。

1 『あがり症』について / 一般的な『あがり症の症状』
2 「あがり症」はあなただけ? / 「あがり症」は特別?
3 「あがり症」と腹式呼吸 /「あがり症」とサプリメント
4 「あがり症」の治療
5 「あがり症」のタイミングをずらす

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